ニース。
いつかは行ってみたいと思っていたんですが、こんなに急に行くことになるとは...
私たちがニースにいくことに決めたのは出発の2日前でした。
それから電車の切符を買ったり、うんざりするほどネットでホテルを探して、電話して予約して。
ノヴァーラを出発したのが20日の朝8時半。
ミラノで一時間待ってニース行き、11時10分発の直行電車に乗りました。
ところがこの電車、ユーロシティーというからちょっとは期待していたのにですよ!
どうみても普通のインテルシティー...しかも古い!!
6人用のコンパートメントで超オモシロいイタリア人女性2人に恵まれるものの、クーラーには恵まれず...
サウナ状態でミラノを出発して、ジェノヴァをこえてもクーラーはきかず、クラクラしました。
そんなこんなで5時間くらいして、さりげなく30分遅れてニースに到着。
すぐに予約してあったホテルに向かいました。
ニースの街はコンパクトで道も分かりやすくって、迷うことなくホテルにも到着。
このホテルはニースのチェントロからも5分くらい、ビーチからも5分くらいで立地は最高でした。
サービスもさりげなくって、でも行き届いていて、土壇場で投げやりに決めたけれど満足しました。
チェックイン後、すぐに海を見に行った私たち。
ニースの海岸には PROMENADE DES ANGLAIS という遊歩道があって、そこを歩くことしばし。
色んな国から来た人たちが、思い思いの服装でくつろいでいて、そこに流れるゆったりとした時間からニースに来たことを思い知りました。
イタリア人もたくさんいましたけど(ニースでも大きな声で常におしゃべり)。
ローラーブレードで行く人、ジョギングする人、ベンチでくつろぐ人。
こういうのんびりとマイペースな時間の過ごし方ができるのってヨーロッパ人だなあと思います。
その後は5、6年ぶりに私の大スキなフランスのスーパー MONOPRIX へ!!
イタリアのスーパーにはないオシャレさとカワイさがあって、毎回見るものすべて欲しくなります。
イタリアメーカーのサラミやハムも、イタリアで売られているよりもオシャレに包装されてありました。
イタリア国内でもがんばっていただきたいところ。
ちなみに夫は国が変わろうが、あいもかわらずコーラ一筋。
さて、夜再び遊歩道に戻った私たち。
遊歩道沿いの道路は閉鎖されて歩行者天国に。
ライトアップされた有名ホテル NEGRESCO やいくつかのカジノを見て回りました。
いたるところでミニライブが行われていて、お昼よりもにぎやかだった気がします。
そしてお金持ちが多いモナコが近いこともあって、フェラーリとかたくさん見かけました。
モナコは駅もステキでしたー。街には行けませんでしたが。
次の日には泳ぎましたよー、海で。
海で泳いだのなんて12年ぶりくらいでした。
気付けば近くにトップレスの女性がたくさんいました。
さりげないふりをしましたが、日本じゃあありえない!と内心ドキドキ。
でも一番驚いたのは...ニースの海岸は砂浜じゃあなくって、小石で埋めつくされていることです。
足の裏に小石が当たって、痛い痛い!
でも久しぶりに波を感じながら泳いで感動。
海から出たあとも波が打ち寄せている気がしてちょっと酔いましたけどねえ。
突然、「気をつけてー!クラゲがそこに!」とフランス人の女の子が叫び、夫が泳いでいたすぐ近くに本当にクラゲが!!!
こういうときってフランス語で言われてもなんだか分かるもんですねえ。
まあ、夫だったらクラゲに刺されても気がつくこともなかったでしょうけれど〜。
むしろクラゲがビックリしそうです。
夫は毛に守られて、足が日焼けすることもなく終わりました。
顔だって、普段から影ができる部分は白いままのこっていたりして。
私は顔全体まんべんなく日に焼けました...アハ、アハハハ。
次回はニースの旧市街について書きたいと思います。
ヨーロッパの中ではイタリアが断然に一番スキですが、ニースからは帰ってきたくなかったなあ。
いまだに「ニースボケ」状態です。