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io scelgo noi  日々イタリア、ピエモンテ

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こ、こんな...

昨日今日と不気味なくらいにさわやかな天気のノヴァーラです。
風がビュンビュンふいております。

さて、土曜日に夫の実家に行くと、例のごとく日本に関することを書いた新聞の記事がテーブルの上に置かれていました。
姑、『日本』と見るや、こうして私に新聞や雑誌の一部を見せてくれるんです。
先日は日本の美容室特集、そして土曜日のは...
なんと「草食系男子」についてでした。
こ、こんな..._f0173324_2140052.jpg

(写真がいつも以上にイマイチでスミマセン...)

「サムライから幼稚な大人へ」というタイトルのもとですね、日本ではサムライ精神を持っていたり、また以前のように会社に忠誠心を持って仕事に人生を捧げるような若者はおらず、草食系男子 ( maschi erbivori) と呼ばれる若者が急増している、ときまして。

20歳から35歳の日本人男子は化粧品に興味があって、甘いものも大スキで、東京ではブラジャーが4000枚も売れた。
そういう精神的な変化の背景には彼らの月収の低さや雇用形態の変化、そして日本経済の崩壊がある。
日本の未来はとても不透明。

ときたもんだ〜!!
月収についての統計や日本人男子はティラミスが大スキなど、けっこう「?」と思うところもあったんですが、とりあえずこの記事を要約するとこうなります。

確かに私も友人から「草食系男子」の話は聞いていましたし (ちなみに「肉食系男子」は maschi carnivori)、全く否定できない日本社会の現実もありますけれど、全部が事実とは思えないし。
でもこれを日本人の知り合いがいないイタリア人が読んだら、日本人ってこうなのかーと信じちゃいますよねえ。

しかも同じく相当いけていない経済状態のイタリアさんに言われたくないわよ〜とも思ったりしまして。

こちらの新聞や雑誌では「日本はこんなにステキな国〜!」というよりはイタリアとは違う日本の文化や社会を取り上げて、いかに日本が不思議な国かというのを強調している記事が多いように感じます。

日本でイタリアのことを悪く言われれば、「そうじゃないのよ〜。」と思い、イタリアで日本のことを非難されれば、「そうでもないのよ〜。」と言う私。
精神的にハイブリッド (日本とイタリア) になってしまうもんですねえ。

次はどんなことが記事に取り上げられるのやら...

それにしても次から次に生まれる日本語の新しい単語には感心します。
一体誰が考えているんでしょうねえ、「草食系」かあ。
by ioscelgonoi | 2009-06-22 22:14 | ITALIA