ノヴァーラで暮らしていると、五感をいやおうなく刺激されます。
例えば朝7時くらいには近くのパン屋さんからアマーイクロワッサンを焼くにおいが漂ってきていまだ飽きることなく毎日たべたいなあという気持ちにかられます。
そして通勤ラッシュの車の音やバスの音。
こちらではクラクションを鳴らす音もしょっちゅう聞こえます。
ついでに怒鳴り声も。
一日で5回は必ず聞くのは救急車やパトカーのサイレンです。
家の下の道路が大きめだからか、ここはニューヨークか(映画からのイメージです)と思うような頻度でサイレンを耳にします。
正午には教会の鐘の音が。
イタリアで聞くオトの中で一番スキなものです。
それからパスタをゆでたり、昼ご飯を用意するにおいが漂ってきます。
あとは待ち行く人の口笛が聞こえてきたり。
子供がビデオゲームなどではなく、ボールや自転車でとっても楽しそうに遊んでいるカワイイ声も。
夕方、最近では7時くらいに日が沈むと、たくさんの家がルームライトを灯し、それをベランダに出て眺めるのもひとつの楽しみです。
こちらは白色灯はあまり使われていないみたいで、ちょっとオレンジ色っぽい柔らかい色が夜の闇にとっても映えます。
なんだか周りの人の生活のリズムを感じながら自分たちも生活できることが、当たり前のようで京都では気にもしなかったような、あまり見えなかったような。
やっぱりイタリアでは人間が人間らしく生活しているんだなあと実感できる毎日です。