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io scelgo noi  日々イタリア、ピエモンテ

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レジにて

いつもよく行くスーパーが近所にあります。

そこのレジの女性たちはみーんなスロー、でもフレンドリーでスキなんです。
中でも私が特に好きな人が2人おりまして。

先日、そのうちの一人の人が、小銭がなくって大きめのお札で支払った私たちに、
「じゃあもういいから、端数の分の30セント(40円くらい)は今度持って来て〜。」
と言って、30セント大目にみてくれました。
っていうか、本人が小銭でおつりを出すのが面倒だっただけなんですが、日本じゃ決して起こりません。
たまに京都の市バスで1万円しか持っていないというと、今度まとめて払ってね〜っと見逃してくれることがありましたけれど。

イタリアはもともとレジの釣り銭の用意が少ないし、常に端数分の小銭を持ってないか聞かれます。
そ、そんな、30セントも?と思いつつ、帰宅し、うっかりそのことを忘れていた私たち。

昨日またスーパーに行った時にそれを思い出し、この前の30セントも払いたいんですけれどー、と同じ女性に私たちがいうと、本人はすっかり忘れていたようですが、しっかり受け取ろうとしてくれました。
でも!!
彼女はその日買い物した金額でレジを打ち、私たちが支払った金額を入力した後、本来のおつりの額と、30セント多く徴収しないといけないのとでパニックに陥ったらしく、結局私たちに50セント多くおつりをくれました。
その時は混んでいたし、私たちはおつりの額も気にせずさっさとその場を去りました。

でも最終的に80セント得したことになる私たち。
小さい額ですが、こんなハプニングが起きるのもイタリアならではですよねー。

このレジの女性は30ユーロとレジに入力しないといけないのに、300ユーロと入力して、
「私ったら本当にドジー!!」
と大声で言ってお客さんみんなびっくりしたり、たとえレジがどんなに混んでいてもマイペースだったり、日頃からかなり大らかな女性で、尊敬します(いや、その器の大きさに)。

人間らしいコミュニケーションのあるイタリア、これって大切だと思います。

しかし、ノヴァーラの駅で、フランス人の女性が切符売り場で、
女性:「英語話されますか?」
駅員:「たぶんね。でもイタリア語の方が得意です。」
という会話が行われているのを聞いた時にはたまげました。
たぶんってねえ。
しかもあなたイタリア人ですから、イタリア語ができることくらい知ってますー!と言いたくなります。

最終的には女性がフランス語とも、スペイン語ともつかないイタリア語で切符を買ってました。
細かいことは気にしない、これも大切だと思います。

あいかわらずイタリア人から学ぶこと、多々アリです。
by ioscelgonoi | 2009-07-24 20:29 | ITALIA